【ミックスダウン(TD)とは】
みなさんこんにちは、今回は、音楽制作をやっている方なら永遠のテーマである
ミックスについて書いていきましょう。
まずミックスって一番大事なのは「音の大きさ」のコントロールである。
これには「音量」「音質」「定位」という3つの要素が絡んでくる。
音量
基本的には「感覚」を頼りにするしかない。
馴れないうちはどうしても「歌が大きい」ミックスを作ってしまいがちになる。「才能」もしくは「経験」「センス」しか特効薬はないのだけれど、最終的には引き算のミックスが出来るようになれればかなり優秀である。
つまり、馴れないうちはこういうことをしがちなのだ。
ドラムがチープに聞こえた。
ドラムを上げたらベースが小さくなったのでベースを上げてみた。
そうしたらギターやキーボードが小さく感じ他ので上げた。
もちろん楽器全体が上がったのでボーカルもさらにあげることになった。
全体レベルがオーバーしてしまったので全体を下げた。
この場合最初に何の楽器を触った方がよかったのかが、なかなか気付きにくいのが初心者というもの。「何が小さい」を聞き分けるのは簡単かもだけど、たくさんの音の中から「何が大きい」というのを聞き分けるのは結構難しい。
音質
それぞれの音源の音作りの所で、EQはしているんだけど、音源単体で聞いたときと、全体を混ぜたときではイメージが違うことがある。
音響心理学的に行くと5kHz近辺の楽器を3dBブーストすると、音量感が2倍になったのとほぼ同等な結果が得られるというのもあるくらいで、2kHzから8kHz辺りの周波数帯域は、音量感や聞こえ方にかなり影響してくる所になるので、単体で確認するよりも全体のバランスが整ったときにこそ慎重に決めて行かなくてはいきません。
また中低域から低域にかけては、音の濁りなどにもつながりやすいので、EQでピーキングやシェルビングでカットして行く必要もある。
定位
定位は、バランスを取る前に予め決めてしまうとミックスをする際にイメージがつきやすいことがある。この時に重要なポイントなのが定位である。
もちろん初めに設定した定位で決定ではない。
バランスをとって行くと定位を変えてみたくなることもよくあると言えばある。
ちょっと注意して聞いてみれば分かるけど、最近の録音って低音楽器が中央にあることが多い。これには3つの意味があるのだ。
低音楽器というのは音楽のベース(土台)になる部分で、音量感もあるので、中央でないと聞いていて落ちつかない。
周波数が低くなればなるほど、音の定位感が無くなるので、定位を変えてもあまり変化を感じない。
右左片方に寄せてスピーカ1つで再生するより、中央にしてスピーカ2つ使った方が、低音再生に有利。
一概には言えないが、低音楽器のキックとベース以外は、左右どの場所においてもいいということにもなる。(メインヴォーカルも基本センターで!)
基本的な考え方
「大事な音源は中央に置く」
「なるべく左右対称になるような定位にする」(周波数帯域も関係する)という2点だ。
例えばギターがボーカルの邪魔をしているように感じた時は、
ギターの音量を下げる。
EQでギターの中高域を少しカットしてみる。
定位を変えてみる。
という「音量」「音質」「定位」の3つ、組合せによるアプローチでミックスは作られて行くので、簡単に概要を書いてみましたが、困ったり、バランスがわからなくなったときには、一度ミックスから離れて
休憩してみる
散歩する
寝る(笑)
違う曲があれば別曲のミックスをやる
referenceを聞く(これ一番大事!!youtubeでも構いません)
みなさん言います
「ミックスは、終わりのない作業」
って
ちょっとこんなの貼っておきます
上記のものは目安となるものです。
バンドマンさんとかに参考になれば、、、
私のサイトでもミックスアドバイスを行っています。
是非、エンジニアの意見も取り入れてみるのも
新しい兆しが見えてくるかもしれません!
よろしくお願いします!!
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